百歳にもなると、人間は愛や友情に頼らずにすむ。さまざまな災厄や不本意な死に怯えることもない。芸術や、哲学や、数学のいずれかに精進したり、独りでチェスの勝負を楽しんだりする。その気になったら自殺する。人間が己れの生のあるじならば、死についても同じである。
「疲れた男のユートピア」(J.L.ボルヘス著/鼓直訳)より

2017年8月9日水曜日

エアコン新調

今日の午後、一時から三時の二時間かかって、故障していた居間のエアコンの代替機の設置工事。結局、おそらくこの夏で一番暑い二時間に工事することになり、業者の方には気の毒な感じ。明日以降、東京で猛暑日はなかったりして……

涼しい居間で、「スローターハウス5」(K.ヴォネガット・ジュニア著/伊藤典夫訳/ハヤカワ文庫)を読む。